屋久島について

世界自然遺産の島「屋久島」は、九州最南端から南南西へ60㎞の洋上に位置し、島の中央に九州最高峰の宮之浦岳をはじめ1800m以上の 緑の山々が連なり、「洋上アルプス」とも呼ばれています。また、ひと月に35日雨が降ると言われるほど雨が多く、別名を「虹の島」と呼ばれており、この美しい水が屋久島の生命と生活の源になっています。この豊かな水が雄大なスギ原生林やたくさんの川や滝を支えている美しい島です。



宮之浦岳

屋久島のほぼ中央部に位置し、日本百名山、一等三角点百名山の一つでもあり、九州最高峰で標高1,936mあります。山状は花崗岩で形成されているため、一面に広がる豊かな自然の中に花崗岩の石群が見え隠れしておりとても素晴らしい景観となっております。また、その他1,800m以上の高峰が連なり、「洋上アルプス」とも呼ばれています。

縄文杉

発見当時、縄文時代から生きているとして「縄文杉」と名付けられ、樹齢は3,500年と定説されましたが、2,170年から7,200年まで諸説あります。 縄文杉は樹高25.3m、胸高直径5.22m、周囲16.4mで他の杉と違い、一本の杉で、世界最古の植物ともいわれ、現在確認されている周囲が最大の屋久杉です。 その姿は、厳しい自然の中で生き続ける巨木は神々しく、王者の風格を感じます。また、登山途中に「ウィルソン株」という切り株があり、株の上部は見る角度によってはハート形に見え観光スポットにもなっています。

白谷雲水峡

宮之浦川の支流、白谷川の上流にある面積423.73ヘクタールの自然休養林で、宮之浦港から約12km、標高620mのところに入口があります。屋久島の照葉樹林(タブノキ、ウラジロガシなど)から屋久杉林へ移行する位置が見ることができます。また、白谷川の渓流や屋久杉が生い茂る原生林もある場所で、トレッキングコースがさまざまあり、なかでも、映画「もののけ姫」のイメージソースとなった「苔むす森」が人気です。入口から約2時間かかりますが、屋久島には約600種の苔が生息していて、特に雨上がりの日が差し込む中の苔の美しさは最高でおすすめコースとなっております。

太鼓岩

大きな花崗岩が山の斜面から突出している場所です。屋久島の登山コースの中でも約4~5時間という比較的早く登ることが出来、岩上から見る景観は四季により、紅葉、桜つつじなどが咲き誇り、最高のロケーションとなります。